私がウサギを最初に飼ったのは小学生の時です。勿論、数十年前のことです。ウサギを飼っている家は近所にもたくさんありました。でも、ペットとして飼っているのではなく、ほとんど、売って、収入を得るためでした。大きく育てる目的で飼うのですから「ミニ」は居ません。ピーターラビットようなウサギはお目にかかることはありません。
常識として、ウサギは家の外で、小屋を作り、その中に数個の箱を用意して、箱の中には干し草やわらを敷いて、ウサギを入れ、飼うのです。暖房無しで、外ですから、夏は暑く、冬は零下になり、とても寒いです。でも、ウサギは元気に育ちました。
餌は、今のようなペレットやウサギ用の干し草などは売っていませんでしたから、近くの畑や、田んぼのあぜ道や、阿武隈川の土手の草を、毎日刈り取って与えるのです。冬には何を与えていたかは、残念ながら思い出せません。多分、大根の葉を干したものを与えていた記憶はあります。
ウサギの好きな草は、クローバー、アザミ、タンポポ、オオバコ、この4種類は思い出せます。春に、柔らかいクローバーの葉やタンポポの葉を見ると、「美味しそう!」と、手でむしり取るようにして、小屋へ持って行き、入り口を開けると、両足を揃え待っていて、それを美味しそうに食べていました。
今でも、クローバーやタンポポの柔らかい葉をを見ると、「美味しそう!」と思います。でも、クロにあげても食べてくれません。
(この箇所は、私が玉川大学1年生の頃のお話です)当時のウサギは白色がほとんど、でも、真っ黒なウサギも時々、町の通りで売られていて、それを見て、可愛くなり飼ったのが、私の黒ウサギを飼う初めでした。ヤクザ風のアンチャンが、(町田市)の通りの台の上に数十匹(正式には「羽」)のうさぎの赤ちゃんを置いて、その中の一匹を無造作に掴み、「ミニだから大きくならないョ!餌はパンくずで育つよ!」と言って、パンくずを与え、売っていました。これはすべて嘘で、普通のウサギです。パンくずなどで育つはずがありません。大きくなります。これを承知で黒ウサギを買いました。その後、私が「うさぎ」を飼う時は、必ず「黒」を選ぶようになりました。
当時は「ウサギをには水を与えてはいけない」と言われていました。「水を与えると死ぬ」とも言われていました。水分の多い草を与えるのですから、水を与える必要がなかったのかも知れませんが、今では考えられない話です。

